ニコレットには禁煙できる理由がある

ニコレットはただのガムなのか

近所のドラッグストアや薬局に行ってみると、店頭にガムとして販売されているニコレットは、通常のガムと勘違いしそうですが全く異なるものとなります。
ニコレットは病院に行かなくても購入できる商品で、第二類医薬品に指定された禁煙補助剤です。
通常のガムなら噛むと甘い味が出たり、眠気を吹き飛ばすような刺激性のあるものとなっていますが、ニコレットはそうしたお菓子とは異なる分類で、タバコから吸収することのできるニコチンを含有しています。
つまり、タバコを日常的に吸っていて、禁煙したいという気持ちのある人が購入するための商品で、喫煙者以外では購入したり使用する必要のないものです。
ニコレットのガムは噛むとニコチンが放出され、苦味とも辛みともとれないような味がしみ出すようになっています。
これを粘膜から吸収することによって、タバコと同じように血液に溶け出し、脳に到達することで一定の安心感を得られるようになります。
ニコチンはアルカロイドの一種で、毒性があり依存性が強いため、タバコを吸わない人でも定期的に補給しているとやめられなくなるといった問題が起こります。
そのため、ニコレットをただのガムとして噛んでいると、タバコと同じように噛んでいる間は気分が落ち着くのですが、数時間経つと離脱症状があらわれ、繰り返し噛み続けるようになってニコチン依存症になることもあります。
禁煙目的で使用している人でも、タバコは止められたけれども、ニコチンに依存してしまい、ガムを止められなくなるという人もいます。
ニコレットガムに含有されているニコチンは2mgと少量ですが、依存性は十分にあるので、タバコを吸わない人が興味本位で使用するのは止めておきましょう。

ニコレットとお菓子のミントガム、味の違いは?

ニコレットは、約50年前にヨーロッパで考案されたニコチン置換療法をベースにしている禁煙補助薬で、日本では1994年に医療用の医薬品として登場しています。
このニコチン置換療法とは、潜水艦の乗組員を悩ませていた航海中のニコチンによる禁断症状を緩和するために考案されたもので、たばこ以外の方法でニコチンを補給するという内容です。
これにより、禁断症状に苦しむことなく喫煙習慣から脱却することができるので、通常の禁煙よりも成功率が格段に高くなります。
ちなみに、このニコチン置換療法には、ニコレットの他に皮膚に貼り付けるパッチタイプのものもあります。
なお、ニコレットは、ニコチンを配合したガムベースの禁煙補助薬で、ミントやフルーツなどの種類があります。
味に関しては、ミントガムやフルーツガムとさほど違いはありませんが、大きく異なるのは利用方法です。
普通のガムの様にいつまでも噛み続けるのではなく、内部のニコチンが浸み出してくれば、後は歯茎にくっつけたまま置いておきます。
これは、口腔粘膜からニコチンを補給するためであり、唾液と一緒にニコチンが胃の中に流れていくことを防ぐためでもあります。
これにより、30分から1時間程度はニコチンを補給できるので、この間はたばこを吸わなくても苦しむことはありません。
そして、個数を徐々に減らしていき、最終的にはゼロにするという方法となります。
なお、口腔粘膜からのニコチンの補給は、喫煙により肺から吸引するよりも脳内の受容体に到達するまでに時間がかかります。
このために、ニコレットを止める時はたばこを止める時よりも禁断症状が緩やかになるので、さほど苦しむことなく最終段階に到達することができます。

ニコレットにもジェネリックがあるらしい

ニコレットは禁煙補助剤として販売され、ガムやパッチからタバコの代わりにニコチンを補給する置換療法として使用されます。
医薬品の中でもOTC医薬品で第二類に分類されているため、医師の処方も必要なく近所のドラッグストアなどで購入することが可能です。
ニコレットは日本で認可されているので入手が簡単というメリットがありますが、価格は安いとは言えないもので、24個入り2,100円、96個入りでも6,900円と結構な金額になります。
最も安く購入できたとしても1個あたり72円ほどかかるため、1日10個も噛むことになれば720円が必要になります。
また、ニコレットガムはニコチン含有量が2mgと非常に少なく、ヘビースモーカーと呼ばれるような人では満足できずに禁煙が失敗することもよくある話です。
ニコレットは日本で販売されていますが、海外ではニコチン置換療法に使用できるジェネリックとなる商品が複数流通しています。
製造および販売を行うのはジェネリック大国と言われるインドで、ニコチン含有量は従来の2mgと2倍に増やした4mgで用意され、価格も大幅にコストダウンして販売されているため、安く入手することが可能です。
例えばニコチン含有量が4mgのニコテックスは、1箱に30個が入っていて2,400円前後で販売されています。
1個あたり80円となるのでニコレットと大差ありませんが、海外の医薬品はまとめ買いをすると大幅な値下げがきくので、7箱セットであれば11,150円ほどで購入でき1個単価は53円となります。
7箱だと210個のガムを購入することになりますが、1日で10個も噛むとすぐに消費していくのでまとめ買いは非常に役に立ちます。

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